VMware ESXi 5.1.0 で IPMI を無効にする方法についての記事です。
IPMI モジュールを搭載しているマシンで VMware ESXi を動かしていたのですが、インストール直後は問題ないのですが、一晩放置すると IPMI に接続できなくなるという現象が発生してずっと悩んでいました。
※ しかもこの状態で VMware ESXi を再起動しちゃうと、「Loading module ipmi_si_drv …」で止まって、1 時間くらい起きてこない…
ですが、(教えてもらったお陰で) ようやく方法を見つけたで忘れないように残しておきます。
そもそも、VMware 推奨 HW じゃないので、正常動作しない可能性があると言えばそれまでなのですが、だからと言って「はい、そうですか」と言えない事情だってある訳ですよ。
ということで、その方法を早速書きます。
検証したのは VMware ESXi 5 系の以下のバージョンです。
- 5.0.0 469512 x86_64
- 5.0.0 update01-623860 x86_64
- 5.0.0 update02-914586 x86_64
- 5.1.0 799733 x86_64
- 5.1.0 update01-1065491 x86_64
手順は以下です。
- vSphere ClientからSSHを起動する
- SSHでログインしてrootにスイッチする (もしくはrootログイン)
- コマンドを叩く
- VMware ESXiを再起動する
これだけです。叩くコマンドはこれ。
# esxcli system settings kernel set --setting=ipmiEnabled --value=FALSE
これで VMware ESXi の IPMI を無効化出来ます。この設定を確認するには以下のコマンドを叩きます。
# esxcli system settings kernel list
設定前はこんな感じです。
Name Type Description Configured Runtime Default ---------------- ------ ---------------- ---------- ------- ------- ipmiEnabled Bool Enable IPMI TRUE TRUE TRUE
設定後はこんな感じです。
Name Type Description Configured Runtime Default ---------------- ------ ---------------- ---------- ------- ------- ipmiEnabled Bool Enable IPMI FALSE TRUE TRUE
VMware ESXi 再起動後はこうなります。
Name Type Description Configured Runtime Default ---------------- ------ ---------------- ---------- ------- ------- ipmiEnabled Bool Enable IPMI FALSE FALSE TRUE
後は、IPMI モジュール自体を再起動すれば OK です。
これで解決はしましたが、設定はあくまでも自己責任という事で。
VMware ESXi 4 何かは方法が違うみたいで、以下のページが参考になると思います。
後は VMware ESXi のコマンド等は以下を良く読んでおく必要がありそうですね。英語苦手ですけど。