WordPress のテーマ TwentyTwelve のフッタ部分に Copyright 表示をするメモです。
サイト末尾によく記載してある “Copyright © 2013 XXXXX. All Rights Reserved.” という箇所です。
TwentyTwelve のデフォルトの状態だと以下のようになっています。
TwentyTwelveデフォルトのフッタ
この部分に Copyright の表記をしてみました。
TwentyTwelveカスタマイズ後のフッタ
カスタマイズ方法は下記で説明していきます。
目次
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TwentyTwelveにCopyright表記をする方法
まず初めにデフォルトの表示文言を取り除くため、footer.php の 16 – 17 行目を削除します。
</div><!-- #main .wrapper --> <footer id="colophon" role="contentinfo"> <div class="site-info"> <?php do_action( 'twentytwelve_credits' ); ?> <a href="<?php echo esc_url( __( 'http://wordpress.org/', 'twentytwelve' ) ); ?>" title="<?php esc_attr_e( 'S emantic Personal Publishing Platform', 'twentytwelve' ); ?>"><?php printf( __( 'Proudly powered by %s', 'twentytwelve' ), 'WordPress' ); ?></a> </div><!-- .site-info --> </footer><!-- #colophon -->
次にこの箇所に Copyright を出力するためのコードを追加します。
</div><!-- #main .wrapper --> <footer id="colophon" role="contentinfo"> <div class="site-info"> <p>© 2012 - <?php echo date('Y '); bloginfo('name'); ?> All rights reserved.</p> </div><!-- .site-info --> </footer><!-- #colophon -->
たったこれだけですが以下のように Copyright が表示されるようになります。
TwentyTwelveカスタマイズ後のフッタ
上記コードについて
- WordPress の部分には “ブログタイトル” が自動で入ります。
- “2012 -” の年表記はサイトの公開に合わせて変更してください。
- “2013” の年表記は自動でその年が表示されます。
今回はあえて “Copyright ©…” とはせずに “©…” としました。
WordPress, TwentyTwelve と関係なくなってきますが、これについては Copyright とはそもそも何なのかということを下記にまとめています。
Copyrightとは何か
Copyright とは著作権表示の事で、著作物 (今回はブログ) に著作権者や発行年を表示して著作権を明示する事です。
先に結論を書きますが現在は Copyright 表記をしていなくても、ブログを書いた時点で著作権は発生しているそうです。(無法地帯な国とかだと別かもしれないですけど。)
なので、少なくとも日本国内では慣習的に書いているという要素が大きいと思います。
Copyright フォーマットは下記で説明していきます。
Copyrightの正しい表記フォーマット
Copyright 表記には下記 3 つが必須項目となっています。
Copyright の必須表記
- © もしくは (c), (C) の表記。
- “著作権者の氏名”もしくは、周知されている企業名、ハンドルネーム等。
- 最初の発行年。ブログなら公開した年。
つまり Copyright 表記は以下の表示で十分という事になります。
“© 2013 Taro Yamada.”
この 3 つの表示位置については特に決まりがないそうですが、慣習的に © は先頭に記載しているみたいです。
Copyright © は間違いなのか?
多くのサイトでは “Copyright ©” と記載されていますが現在では “Copyright” の部分は不要です。これには各条約の面倒臭い話が入ってくるので省きますが、厳密には “©” のみが有効です。
だからと言って “Copyright” はあっても間違えではないと思います。(必須表記以外に決まりがないので。)
“(c), (C)” というのは “©” の文字が登録されていないコンピュータ端末もあるので、慣習的に利用されるようになったそうです。
著作権者の氏名にブログタイトルは間違いなのか?
氏名を書くのが一番ですが他にも “周知の変名” という表示が利用できます。
変名なので企業名・ハンドルネームでも可ですが、周知というだけあってこれには認知度も必要です。一般人で認知度のあるハンドルネームは中々難しいですよね。
勝手な解釈ですがここは “特定できるユニークな名前” でいいんじゃないかと思ってます。Copyright 表記にそのブログタイトルが付いているのであればユニークでしょうという事です。
意外とみんな間違っている年表記?
Copyright 表記の必須項目で説明した通り “最初の発行年 (ブログ公開年)” が必要になります。
発行年がなく毎年更新している人もいますがこれは間違いとなります。
毎年新しい情報を記載するため、年表記も更新という解釈もできそうですけど。
そもそも、更新する必要がないとは思いますが “2000 – 2013” という表記については特に問題がないそうです。
All rights reservedは日本では意味が無い
“All rights reserved” も条約絡みの表記になり、昔は必要だったそうですが現在では意味がないそうです。
この条約は “ブエノスアイレス条約” というそうですが、日本はそもそもが非加盟国なので日本の著作物にこの表記があっても意味をもたないそうです。
知名度の高いWebサイトのCopyright表記
結局のところ意味がなくなってきている Copyright 表記ですが、他はどんな具合なのかと気になったのでいくつかピックアップしてみました。
首相官邸 のフッタ表記
Mozilla Japan のフッタ表記
Microsoft のフッタ表記
Apple のフッタ表記
FreeBSD Project のフッタ表記
見事にバラバラなので一番しっくりくるのを使って良さそうですね。
と言うことで work.log は FreeBSD Project にならって Copyright 表記しました。
参考にしたページ